中米カリブの女社長ブログThis is ベリーズ!”

ベリーズ政府観光局公認ガイド、ツアー会社社長 、日本食レストランの顧問、ジュエリー輸出、観光開発コンサルタント、NGOシェアーズで音楽教師&日本語教師をしているソリス麻子のブログです。

June 2017

6月19日からベリーズ文化庁の主催する映像制作ワークショップに参加してました。30時間という期間の中で、台本制作から、キャスト、ライティング、編集、音楽までやるのは初めて。
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講師は、ベリーズでも「NO MATTA WAT」などのテレビドラマシリーズをヒットさせたり、アメリカの大学で映像論を教えている監督、STAVE BERRY氏。
私はプロデューサー志望ですが、企画から編集まですべてのプロセスを経験するのはよき経験になると思い、参加。集まった12人の参加者は、脚本家志望だったり、編集者、音楽関係者が多くて、ベリーズ大学の先生もいました。参加者の中で、クリエイティブなキャラクターを作り、発表しあい、もっとそのキャラクターの人生が見たいと思ったものに投票して、上位3人を選び、キャラを組み合わせてみんなで台本を作っていく。そして、それを実際に演じてみる。
久しぶりに学生に戻る私。本当の企画会議でもある。
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これが予想していなかったのだが、生徒同士で取り合うので、自分も演じなくてはならない。編集野郎が多い中で、まぁ私は生産者希望なので、いっちょやってみるかと選んだのは・・・、
ティナ・グレイ(70歳)
息子は刑務所へ、養女はレイプで身ごもったが、12歳の時に自殺してしまう。
ヘビースモーカーで男好き。カラーウィッグをかぶり、タトゥーがある女性。
という役だった。とりあえずカツラみたいな頭で許してもらう(笑)
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こんな撮影されるのは、「世界の日本人妻は見た」以来でした。(でも英語台本は初めて。。。)台本10回以上読んで暗記して、翌日他のキャストさんとセリフ合わせして、途中、「私、ドラマクラブ入りに来たんじゃないヨ〜。」とぼやきながらも、結構メインキャストになってしまったので、英語でみなさんに迷惑をかけてはいけないと思い、5日間夜は毎日宿題やってました。
そこで大根女優な私でしたが、キャストさんの気持ちも分かるようになりましたが、監督がキャストをどうコントロールするかも学びました。さすが経験が豊富な監督だけあって、肉体的にも精神的にも、どう操るか、多くは語らない監督でしたが、彼の一言、一言に考えさせられて、演じさせられました。

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ライトの当て方とか三脚の立て方、しまいかたとかもやりました。それから監督にも2種類あって、映画の構成を組み立てる総合監督と、ビジュアル的に絵が美しいかをチェックする撮影監督 DP(ベリーズではDesign Photographerと呼んでいましたが、米国:Director of photography(DP)またはCinematographer。英国:Lighting Cameramanなど)とは、映画やテレビの照明と撮影、つまり画面に映る映像全てに於いて責任を負う人物も必須と理解しました)
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そして編集です。だいたい1個のシーンにワイドショットとミドルショットとクローズショットの3回をとり、さらにPOV(ポイントオプビュー)俳優側からの目線ショットとか何回も取り直したので、編集者によって同じVTRから違うものができてきます。私には、ブログの編集が最大コンピュータの前に座っていられる限界時間で、動画を何度も再生し、組み合わせて効果をつけて編集作業にかかわる人、本当尊敬します。あんだけやったのに、やっぱり私がセリフを間違えてたり抜け落ちてたりすると、先生は私の顔をばっさり切って、他のキャストにもっていき、声だけかぶせてシーンを成立させるとか神業を見せてくれました。
先生ありがとう!私が誕生日に映画を作ると宣言してから、神様のおふれのように何も知らなかった私に文化庁からこの映像ワークショップがやってきて、沢山勉強になりました。知識とここでの人脈がさらに血となり、肉となり、Make it happen! になるよう前進あるのみです!

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いろんなことをやって、考えた1週間でした。私は、国際ゲストのドライバーと、調律、コンサート、ワークショップのマネージメントと司会と歌い手と何でもやりました。

久しぶりの表舞台で、私はプロじゃないから100%にはできないんだけど、
昔イベントの司会とか、ホテルのラウンジとかで歌手活動もしたことがあり、
予算のない無料コンサートなんかでは、ボランティアでやったりします。

前は、下手くそながらも、自分の練習のためと思えばプロの80%くらいはいけたんだけど、
年をとり、経験は積んだはずなのに、頑張る必要のない空気のベリーズでは、つい場の雰囲気に合わせて態度も緩くなり、MCは、英語が適当なのもあって自分評価では65点だぁと思ったりもする。

マネージメントは、これは本職なので、会場費、宿泊費すべて協賛とり、ゲストと調律のスケジュールとアレンジがうまくいったのでこれはよし。90点?あと10点はいかにもっと現地の人を巻き込めるか。

IMG_1111ドライバーは、長距離ドライブのプラセンシアに行く時には雇ったのだけど、途中車が故障して、ドライバーとその車をシティに返して、私は台車を運転していくことに。
途中助けを呼んだ時、「どこにいますか?」と聞かれて「スリーピングジャイアント(山)しか見えませんっ。(泣)」としか答えられなかった時は、大笑いしましたが、焦っても無駄。もう10回以上こんなハプニングには慣れっこなので、冷静に対応時間を計算して、リスケジュールをします。

途上国でストレスを溜めないコツは、トラブルが起こった時に、もちろん自分で解決できることはしますが、ちょっと時間かかりそうというものはその分野に長けた人に間に入ってもらって、解決してもらう、車とか家とか役所ごととか、これならこの人に任せておこう、という人がいると自分はいつもフラットでいられるので毎日が淀みません。

仕事という言葉には、2種類あるような気がします。
1つは、お金の対価としてやるもの。
2つめは、お金にはならないんだけど、やらなきゃいけないこと。家事とか子育てとか。
もしくは実際にはやらなくてもいいのだけど、自分で勝手に請け負ったり、やりたいと思ってする趣味やコミュニティ活動。

ここで私が思うのは、それが1でも2でも自分の精一杯でやった方が自分のためになるということ。
なんかお金が払われる仕事だけはしっかりやって、その他は2の次、または適当でいいや、なんて風潮ありませんか?

国際交流基金でいらした2人を見て思ったのは、お金じゃない、ということ。
ピアニストの久美さんは、コンペティションのあとに、1位になれなかった生徒に無料のフォローアップクラスをしてくれたり、調律師さんは、地方で壊れたピアノがあれば、お金は取らずに直るように努力して、それでもダメだったら、ピアノを寄付をすると言い出す始末。

ライフタイムプレジャー=生涯の楽しみ を持っている人は幸せだと思う。
ピアニストさんだったら、ピアノだし、調律師さんだったら、ピアノを一生直していくこと、
私の人生、ツアー業にしても、ガイド業にしても、コンサルタント業にしても、波には乗っとけ的な
全部80%の人生なので、これってものを1つずっとやっていくことができないのだけど、
なんかこういう人たちをつないで、つくる人、コーディネーター、プロデューサーかな、とやっぱり思いました。新しいものを企画して、実現して、喜んでくれる人がいることが私の幸せ!

写真は、ベリーズシティでのピアノマスタークラスの様子。
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ピアノコンペティションで審査員3人と司会の私(未だ内股。)
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コンペティション参加者の楽屋裏と宮川先生。
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コンペティション入賞者たち。
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どんなピアノでも最高のコンディションにしてくれる斉藤さん。
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ベリーズでピアノを教えて10年になります。今年は,Shares Music Academyとして記念事業になりました。全国の音楽学校の先生とも深くお知り合いになれて、今までピアニストになりたい子達に道標がなかったのだけど、私自身も自分と上級生とのレッスンプランができました。

さらなる飛躍のためにシェアーズを ちゃんとNGO登記しようか考えています。

Piano Concert FINAL
本日6/4-13まで国際交流基金でいらっしゃる
ピアニストの宮川久美さんと、調律師の斉藤雅顕(まさあき)さんと奥様としえ樣を
お迎えしました。

斉藤さんは、どんな古いピアノでも元気にする技術と情熱を持っている人で、
ベリーズのような高温多湿で危篤なピアノばかりしかないところでも、ピアノと人々を笑顔にしてくれる方です。興味のある人は、ぜひ彼のHPをみてください。
http://pika2piano.com/staff/index.html


私のピアノは、5歳の時に両親に買ってもらったもので、私の家には
当時お風呂がなかったくらい貧乏?父が17歳で勤めた会社の社宅にあって
母は、すごい勇気で買ってくれたんだろうと思われるものです。それが
大学を出たら、私は家とピアノはとっとと置いて海外に出てしまって、
親もリタイアして社宅は出るというので、もう処分するよという時に、
「ちょっと待った」とベリーズで観光業ができるまでに、私が食べていけたのは
ベリーズで音楽を教えることができたからだ、ベリーズでなんてピアノは
そう手に入るものではないので、懇願して送ってもらったのでした。

日本から太平洋を越えて、ベリーズに来るまでには、ロサンゼルスに行って、
パナマ運河を越えて、カリブ海に入り、コンテナはジャマイカに行って、最後にベリーズに来たのでした。ピアノが着くまで3ヶ月かかりました。

そして数年が過ぎました。私は気付きました。はて、ピアノの調律はどうするんだろう。
ベリーズにはいません。メキシコカンクンからわざわざ呼びました。
がっかりしました。
そして、数年前この斉藤さんと出会ったのです。斉藤さんは国際交流基金で
海外で演奏するピアニストについて世界を回るコンサートピアノマスターで
日本ではお弟子さんもいっぱいいて、
他店(よそ)で廃棄といわれたピアノがあれば、駆けつけ修理し、邪魔だから捨てると云われたピアノがあれば、引き取ってきて、大事にしてくれる人が見つかるのを待つ。3年でも5年でも10年でも待っている。
だからピアノを捨てるなんて絶対許せない。という方です。

大切にすれば、50年、100年、200年と使える楽器がピアノです。
だからヨーロッパでは、ピアノは母から娘へ、娘からその子へと、
引き継がれていくのが当たり前なのです。

とおっしゃる方なので、私も30年もののピアノですが、
ベリーズでは一番コンディションがいいと言われています。
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そしてなんと、今回ベリーズの子供達にピアノを寄付してくださるということです。
私のピアノの生徒の中には、もう何年も習っているのにピアノを持っていない子がいます。
そういう子たちに何かプレゼントになればと思って、ベリーズ初のピアノコンペティションを企画しました。
文化省と大使館の協力で国のホールも無料で借りられまして、
参加者もベリーズシティ、ベルモパン、サンイグナシオと各地から集まり、
ホテルの協賛もあり、今週はワークショップとコンサートをしながら、週末ベリーズシティに戻ってきます。

宮川久美さんの本場クラシックと私も微力ながら、ジョージプライスセンター、プラセンシアホテル、
ラマダプリンセスホテルで歌で参加させていただきます。今年は、日本のアニメ100周年とかで
ジブリの「天空の城ラピュタ」と「魔女の宅急便」ソング歌います。懐かしくてうれしいです。

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