ベリーズでのアドベンチャーは、ほぼやり倒した、と思っていましたが、恐るべし最強のアドベンチャーがありました。
ベリーズは、最近石油がでちゃったりとか、自分で遺跡が発掘できたり
とか、ほんとに未開拓のところがあって、信じられない冒険が待っていたのです。
（ガイドのパトリックさん（服着てません・・・））
それは遡ること、西暦７００−９００年の間に使われた洞窟で、
１９８０年代まで誰も知られてなかったんです。それがイギリスの
軍隊が訓練でベリーズに来たときに発見され、９０年代になってから、
地元の人が研究者を連れて研究が進められ、ようやく２０００年代になって整備がすすみ、
今、洞窟のアドベンチャーとして一般に公開されるようになりました。
まず２時間ほど、森の中へ頭をどっかんどっかん打ちながら、子供の頃のトランポリンを思い出す車で過ごし、川も車で渡って、約４５分のトレッキングで歩きます。川も３つ越えます。そして洞窟の入り口では、泳いで中の鍾乳洞へ渡ります。
鍾乳洞の中は、キャニオニングともいえる岩石を上ったり降りたり、
すべらないように、せまいところ、高いところをガイドに従って中に入ります。
このツアーに参加する条件にソックスを持ってくる、というのがあるのですが、なぜか。
謎が解けました。1時間くらいどんどん中へ奥へ上っていくと、そこからは靴を脱いで、靴下だけで上っていくところがあります。
それは、靴や裸足だとすべりますし、人間の油が鍾乳洞ができるのを妨げる可能性があるからです。
そしてその先には、なんと１１００年以上前に使われたマヤの土器が、おもちゃの仕掛けのように出てくるのです。これらは、マヤの儀式で使われたもので、その儀式が終わると割って捨てられるそうです。
そして、最後に見たものは・・・
そう。人骨。ここには１４人の人骨が埋められてるそうで、今も１１００年の歴史を越えて、そのまま見ることができます。
辺りを見回すとそれはそれは美しい鍾乳洞がマリア像のように折り重なって見えます。これが自然につくりあげられたとは思えない神殿です。きっと言葉でも写真でもこの体験は伝わらないと思います。
このＡＴＭ "Ａｃｔｕｎ Ｔｕｎｉｃａｌ Ｍｕｋｎａｌ”は、国で２つの旅行社しか入ることを許されていないので、まだ有名ではないですが、自然が作り上げたこんな完璧なツアーはどこにも存在せず、歴史も体で感じることができ、行ったことのある人のみ、人生で経験した中のベストツアーだと言います。
私は、今回はじめて知ってこれから１０年以内に、ガイドブックのトップページにブルーホールと並んで賞賛される世界遺産になると確信しました。ぜひ、勇気のある人には試してもらいたいです。200％満足！！！！
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